2012年8月15日水曜日

スイス③

朝食





なかなか起きれないタカシ




顔がむくんで、疲れが滲み出ています。


「朝飯やでー起きろー」って3回ぐらい言うと、こんな顔で出てくるようになってきました。













スイスでは山にぶち当たることの無い様、無駄な峠越えをせぬ様


タカシがグーグルアースで標高まで念入りに調べてルート作成をしてくれているのですが、


平坦な道を選んでいるとはいえ、さすがアルプスの本場スイス






とある日、左右に分かれた道がありました。


左はハイウェイ沿いへ

右はブドウ畑の中へ


先頭を走っていた俺とシュウは、なんとなく右のブドウ畑の方を選択し、結果的にそれは、長く激しい上り坂でした。それはもうヘロヘロです。



後でヘロヘロになって来たタカシ曰く、「ハイウェイ沿いは道が平坦に作られている」とのことです。



なるほど、これは無駄な峠越えでした。



さらに言うと、俺とシュウが先頭の時は道を誤る危険性があるということです。2人ともなんとなく走っているから





さすがアルプスの本場スイスです。



なめた走りはせず、道が分からなくなったら、こっそり先頭を譲ろう。
みたいな空気がシュウとの間に流れました。














またとある日





パ――――――ンッ プッシュ―――――ゥと爆裂音




彼のタイヤから爆裂音




ここスイスで、タカシのパンク記録がどんどん更新されていきます。










疲れが取れにくいのも、パンクが多いのも、「彼の荷物が重い」というのが一理あるという結論に達した僕らは、


タカシのいらない荷物を日本に送り返す、という方法をとることにしました。



スイス西部のレマン湖にいた僕らは、ここのポストオフィスからタカシの荷物を送ります。



ドライヤー、パジャマ、地球の歩き方…たくさんの要らないものが出てきました。












そして荷物を送る手続きを外から見守っていた僕らに、一人のスイス人が話しかけて来ました。



自転車旅をしていること、毎日こっそり野宿をしていること、ざっくり簡単な会話をしただけなのに



「私の家へ来なさい!」ということになりました。







誘ってくれた彼の名前は、ニコラス





聞けば彼は、昔、日本の大学にいたことがあるそうで…


簡単にいうとすごく頭がよくて、すごく事業やらお金の流れに精通していて、出来の良い息子が2人いて、ヨットで世界一周したことがある、という人物です。


今は、僕らを招待してくれた貸家を貸そうかなぁ~みたいな感じで暮らしています。


それはもう豪邸なので、家賃はだいたい月40万円です。来月から入居があるそうです。







このせっかくのおもてなしを、最高の休足日にしよう!と4人一致団結しました。



昼間は魚料理を振る舞ってくれたり



夜はスイス料理を振る舞ってくれたり
お返しに、僕らは貴重なカレーを作ってみたり
食後には、チーズとワインの作法を教えてもらったり



庭にテントを張ったのに、家の中で寝かせてくれたり




僕らは湖ではしゃぎ


ユーマは彼のヨットにも乗せてもらい







モラル最高水準のスイスで、ニコラスは僕らに最高のおもてなしをしてくれました。



さらに、旅経験豊富な彼から、


「地図を買うならミシュランマップがいいぞ。なぜならグリーンロードという名の、ミシュランが薦める良い景色の道があるからね。」


こんなグッドアドバイスを頂き、今後のルート作りに活かそうということになりました。










彼曰く、日本が好きなこともあるけれども、彼の眼には、僕ら4人がとても興味深く映ったそうです。


そして話をするうちに、僕らのやっていることに、グレイト!と思う気持ちが大きくなってきたそうです。


僕からすると、こんなに汚い自転車4人組を急にもてなしてくれるニコラスの方が、よっぽどグレイトです。





たくさんのおもてなしのお返しに
ツールドフランスの帽子をプレゼント



ありがとう!





2日間、スイスのレマン湖沿いで、ゆっくり静養した僕らは




フランス入国目指して、再び走り出します。







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