このおっちゃん 奇跡的に英語が喋れます
スペインの丘陵地帯の真ん中にある村 ゴラフェ
そのゴラフェからも離れた ド田舎中のド田舎で農場を営むおっちゃん
このおっちゃんが英語を喋るなんて奇跡に近い出来事でした。
なぜなら、車に乗せてくれただけでなく、どんどん僕らの話に首をつっこみ、状況がどんどん進展していったからです。
ちなみに、この英語が喋れるおっちゃんをおっちゃん①とすると、助手席にはスペイン語ごり押しのおっちゃん②もいましたが
このおっちゃん②もまた、生まれも育ちもここや!という丘陵地帯スペシャリストでした。
車を降りた後
一滴も水が無い僕らに、ペットボトルごとくれたおっちゃん2人との、話合いがスタートします。
僕ら
「貯水湖からゴラフェへ向かうために丘陵地帯へ入ったら、谷底を1日さまよって死にかけた」
おっちゃん①が、おっちゃん②へ訳す
おっちゃん②
「じゃぁゲートを越えてきたのか」
僕ら
「!! はいそうです」
おっちゃん②
「川なかった?」
僕ら
「!!! はい、越えてきました」
そして自転車を谷底に捨ててきた話をすると
おっちゃん②
「場所はわかるか」
僕ら
「いや、定かではありません」
そして、どこからどう見ても同じ景色にしか見えない、遭難していた時の写真を見せると
おっちゃん①と②はひそひそと、ここはあの谷底じゃないかとか、あそこらへんなら何ちゃらかんちゃら…生まれも育ちも丘陵地帯の強みを発揮した会話を繰り出し
おっちゃん①
「おまえら、自転車を取り戻したいか?」
僕ら
「!!!!ホンマすか!?」
助かった嬉しさはあるものの、半端じゃなく疲れている僕らは
何よりも、谷底から尾根への道のりのツラさを知っている僕らは
「自転車を担ぎ上げるのは、きっと無理だから…」と答えましたが
「いや!
一緒に行ってやるから!!
もっと簡単な道、知ってるから!!!」
アグレッシブな即答が
核心を突く質問、自信に満ち溢れた話し方、そして情熱的なこの誘い
エッ
「もしかして、自転車を取り戻せるか」と、疲労困憊ながらも思い始めました。
おっちゃん達は仕事の途中だったので、仕事を片付けた後なら手伝えるとのこと
僕らは、まずゴラフェの村で好きなだけ食って飲んでして、回復したら
その時に自転車を取り返したいと思うなら
電話してこいよ!!!一緒に自転車取り返そうぜ!!!
ということになり、おっちゃんのジープは砂利道を走り抜けて行きました。
そして 麓のゴラフェ村に着いた僕らは
笑顔満点 食べまくりました
コーラがぶ飲みしながら、おかわりに次ぐおかわりを重ね
美味しさと、腹にしみわたる満腹感に幸せを感じながら
生きててよかった!と思いました
食後、僕とユーマには、いろいろな考えがありました。
ゴラフェからグラナダへは130㎞ぐらいだから、バスを乗り継いで行っても、新しく自転車を買って向かっても、到着することができます。
第一、あの遭難していた場所にもう一度戻りたくはありませんでした。
戻って自転車を発見したとしても、担ぎ上げられるイメージが持てませんでした。
場所も定かではないし、結構な斜面だったから
でももし、あの自転車を取り戻せるなら
自転車旅を最後まで続けられるし
取り戻した相棒自転車と一緒にゴールできるし
なんかカッコいいし
頼れるおっちゃん達もいるし
自転車を取り戻せるなら
疲れを理由にして、取り戻しにいかないのは、何だか後々ずーっと後悔を引きずることになると思いました
結果、取り戻せなかったにしても、取り戻しにいかないのは、本当に心に後悔を残すことになると思いました
行こう!!!!
それで、自転車を取り戻せたなら、最高やな!!!!!
ということになりました。
そして、おっちゃん①に電話
「わかった!待っとけ!」とのこと
僕らは、おっちゃん達と一緒に、自転車を取り戻しにいくことにしました



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