2012年9月9日日曜日

スペイン⑨




自転車を取り戻すため、ゴラフェ村から、再び尾根沿いの砂利道へやってきた







おっちゃんに電話をして、座って待つ








おっちゃんやって来た!













先ずは、救出されたポイントへ向かう








そこからは車を降りて、自転車のある谷底を探す






しかし広大すぎて








たくさんの谷底から、僕らの自転車のある谷底がどこかなんて、2人とも分かりませんでした。







「おっちゃん、わからへん」





「そうか」


















その時





向こうの尾根に、ユーマの捨てた歯磨き粉がピカピカ光っているのを発見しました










捨てる=跡を残すというファインプレイ











「おっちゃん分かった!!!ここから上がってきた!!あそこらへんの谷底に自転車ありますわ!!!」






おっちゃん①
「…ホンマか
    そうか…」





おっちゃん②
「えらいこっちゃやなそれは…
  もし自転車のある谷底まで辿り着けたら、傾斜の緩いところを回ってこい」








おっちゃん達は相変わらず情熱的でしたが
こいつらホンマにここを上ってきたのか、みたいな顔つきに変わっていました







おっちゃん①
「電話もってるか」







「はい。あります」







おっちゃん達
「じゃあ、また危ない目にあったら電話して来いよ!!」
「頑張れよ!じゃあな!」









「…はい!ありがとうございました!」













おっちゃん達は、ジープで走り去っていきました












「4人なら担ぎ上げられるかも!?と思ってたんやけど、2人かぁ~!!」
と言いながら、再び谷底へ向かいます。








太陽が上った昼間は、遭難していた時とは違い、谷底にも光が差し込んでいます。










おそらくこの谷底…と思いながら歩いてみますが、イマイチ確信がつかめない2人









しかし、ここからゴラフェの村へも帰れる確信もあり、満腹でペットボトル一杯の水を持っている僕らは強気です。





絶対に自転車と再会したいのです。



















名探偵ユーマ 砂についた足跡を発見!







間違いなくユーマの足跡でした!この先に自転車があります!







僕らは、自転車を担ぎ上げられそうなポイントがあるかを確認しながら、さらに進みます
















そして20分後





ユーマが「うわーーーーーーあったーーーーーーーー!!!」と叫びました
















そこには、たしかに自転車がありました













捨て去った時の悔しさが、一瞬で吹き飛び、感動












ここから僕らは自転車を担ぎ上げます






まずは、自転車についていた荷物を谷底に置き捨て



自転車と最小限の必要道具だけにしました






そして、一人が尾根を上りながら


こっちから、こう担ぎ上げた方が良い…なんて相談をしながら、2人で自転車を1台ずつ担ぎ上げていきました。













岩やら自転車のペダルやらで擦り傷がどんどん出来ますが、関係ないぐらい興奮している僕らは、1時間ほど頑張りつづけました。

















ついに、砂利道へ戻れる場所までやってきました









そして、僕らは自転車を救い出すことに成功しました


















何も遠慮せず 大声で叫びました










広大なこの丘陵地帯に勝ったような、



悔しい気持ちで捨てた物を、もう一度取り戻せた喜び



自転車旅を最後まで続けられる喜び






2人して叫ばずにはいられませんでした!











おっちゃんに電話すると、めっちゃ喜んでいました。「マジか~w」って














僕らの自転車は、優れものです。





遭難しているときから、あんなに岩に打ち付けたのに、パンクすらせず、ペダルもまわります。






ギアの調子は悪いですが、それは元々です。













本当に、自転車にも感謝だし、ユーマにも感謝だし、すべてに感謝です!
















その日、僕らは50㎞進み、最後の野宿をしました。
自転車旅最後の 綺麗な星空を見上げながら
ゴールに思いを馳せました






















明日、いよいよグラナダに到着します。





明日、いよいよゴールです。






長かったような短かったような、濃すぎる毎日だったので、思い出がどんどん出てきました














4,500㎞のヨーロッパ横断自転車旅が、千秋楽を迎えました!

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