2012年7月25日水曜日

ツールドフランス

クロアチアのザグレブ空港から飛行機に乗り、フランスのパリへ


ツールドフランスを見るためだけに、やってきました、シャンゼリゼ通り!



第99回 ツールドフランス!










20日間で3,500kmの道のりを
アルプス、ピレネー山脈を


走り抜いた選手達へ
おつかれさまでした、を言うため







そして、最高の戦いを観るため



フランス人はもちろん、世界中からたくさんのファンが詰めかけていました!













この華やかなパリの最終ステージで、

最後に勝ちたい選手の

本気の逃げがあります!



勝たせたい選手のために、本気の追走トレインが組まれます!













各賞ジャージの選手が肩を組み、シャンパンで乾杯しながらスタートし、集団はパリへと向かってきます




彼らを待つシャンゼリゼ通りでは、スポンサー車がガンガンに音楽をかけ、
姉ちゃんが踊り、沿道のファンを盛り上げます!















集団は、どこかのタイミングでスイッチが入替わり、最後の戦いを繰り広げながら、シャンゼリゼ周回コースへとやってきます!













そう思いながら待っているだけで、感動、最高のテンションです!この旅始まって以来の、すごい経験をしています!





















昨日のタイムトライアルを終え、イギリス人のチームSKYのエース、ブラドレー•ウィギンスがマイヨジョーヌをほぼ確実なものとしました。


初のイギリス人優勝者を祝うため、


また彼のチームメイト、マン島ミサイルことカベンデイッシュのゴールスプリントに期待するイギリス人のファンが多く詰めかけていました。









 
 
 



自転車を立て掛け、通りの隅から眺めるパリジャンも
家族連れも、彼氏彼女も
みんなが身にまとっている黄色は、ツールドフランスの総合優勝の色
















そして夕方、眩しい黄色のマビックカーが登場





待ちわびました!






直後、逃げ選手数名、そして大集団がシャンゼリゼ通りにやってきました!!





うおぉぉおおーー!!
鳥肌!そして絶叫!!




みんなに拍手喝采の一周目!!!











二周目からは、だんだんと展開が、観たい選手が分かってきました!




今年がツール最後であろうBMCのヒンカピー、レディオシャックのフォイクトを筆頭に、

まずは数名の逃げ選手への惜しみない声援!












そして後続集団では、徐々にスプリンターを勝たせるためのトレインが出来上がりつつありました!







リクイガス列車!
サクソバンク列車!
ロットベリソル列車!
そしてスカイ列車!


周回ごとに位置どりが変わります!




とくにスカイには大興奮!
マイヨジョーヌの黄色ウィギンスの後ろには
ノルウェーチャンピオンのボアッソンハーゲン
2人の後ろにピッタリと世界選手権王者のカベンデイッシュ!

そこに張り付く緑ジャージのサガン!





チラつく赤白水玉 山岳王ボックレール!!
実況も 「ユッキヤァー↑アラシッロゥー」って言ってました





最高の選手たちが高速で回しています!!!!!















逃げを吸収した集団は、いよいよゴールスプリント!









やはりスカイチームと、世界選手権王者は強かった!
カベンディッシュ圧勝のスプリント!そして今年のツールドフランス全日程が終了しました!





凱旋門をバックに、シャンゼリゼ通りで閉会式















最高の6時間を過ごし、余韻に浸りながら空港へと向かいます。


パリを離れ、ギリシャで乗り継ぎ、トルコのイスタンブールへ


イスタンブールでは24時間の滞在。


久しぶりにヒゲを剃り、会社の上司と合流し、商談に同行。












そしてクロアチアへ飛行機で舞い戻り、自転車メンバーと再合流!





翌日より、自転車旅を再会させます!






この数日で、飛行機代、商談用のスーツ購入、ツールドフランスのグッズ購入など、ものすごいお金を使いました



しかし、このアツい経験は、思い出すと鳥肌がたつ思いは、お金では買えない価値です!











今後の自転車旅を、より一層アツくさせようと思います!









2012年7月22日日曜日

クロアチア①

セルビアの首都、ベオグラードから



まずはクロアチアの首都、ザグレブを目指します。



普段、汗だくでシャワーも浴びれず、そのまま草むらにテントを張り寝ている僕ら



こういった節目の大きな街では、生活は一変します。



熱いたっぷりのシャワーと、快適なベッドを求め、アパートの一室を借りて豪華に暮らすのです。




 
クサい テント生活もいいけど
都市生活(ベッド)は最高

 


 
この日はシゲちゃんの誕生日
おめでとう!
飲んで食って、死ぬほどグダグダしよう





セルビアを抜け、クロアチアに入国すると同時に、状況が変わりました。


というのも、セルビアの高速道路を「通っていいのかな?」と思いながら走行していた僕らは


クロアチア側の入国審査で警察にストップをくらってしまったのでした。当然だめだよと。




セルビアが緩すぎるのに比べ、クロアチアはしっかりしています。さすがミルコ・クロコップの国。


しかし罰金などはなく、さらにパトカーで一般道まで先導してくれ、これからの道の相談に乗ってくれる警察のみなさん。強さと優しさを兼ね備えているクロアチアの方々。



警察と僕ら




一般道を走り始めてまもなく、一家総出のおもてなしを受ける
昼間からワインをのみ、宴会がはじまった



一家にもらったTシャツを着て、ひまわり畑を進む




勝手にのっかる




20時まで漕いで、草むらにテントを張る




個性的な自転車で旅を続ける スイス在住のアメリカ人




俺ヒマだから、とにかく泊まっていけ! と誘い続けるクロアチア人




新たな出会いと素晴らしい風景
筋肉痛さえも楽しいと感じる心の充実
だからシャワーも浴びないテント生活でも笑顔でいられる





でもやっぱりザグレブでは豪華生活!熱いシャワーにベッドに感謝!
あとお姉さんに萌えに萌えた




恐怖の1㎏パスタ 水を吸って増えた
動けなくなるまで食べた




しっかりと休養し、回復した僕ら。
内陸部ザグレブからアドリア海へ向かう道は、峠越えの連続でした!





標高1,000m以下の山ですが、アップダウンの繰り返しが続きます。


勾配10%以下なので、ロードバイクではスイスイ登れるレベルですが、20㎏の荷物を積んでいる僕らは、ゆっくりと登ります。


集中して、気持ちを切らさず、無心になって、溶けてアツアツになったチョコレートを食べて、水をかぶって、歌を歌って


上り坂って最高です!


下り坂も、もちろん最高です!


だから僕は峠が好きです!




そんなこんなで、出発して1,000㎞になりました!





地図でソフィアからザグレブまでの距離を確認してみると、結構進んだなぁーと感じました。


でもこれから3,000~4,000㎞は進みます!まだまだ楽しめます!!




峠の途中、観光名所「プリトヴィッツェ国立公園」に立ち寄りました




この透明度!サカナまる見え




湖面が青い




よく整備されている、素晴らしいところでした




2日連続の峠越え。よく上ってきたなと一休み。




上り坂の前にすさまじい加速をするユーマ

 
そしてそして この笑顔

 
そしてそしてそして この笑顔




なぜならアドリア海が見えたから! ここが最後の峠でした!
この後は15㎞に及ぶご褒美ダウンヒル!
気分はサミュエル・サンチェス!




海沿いを楽しむ僕ら。
クロアチア第2の首都・リエカへ突き進む




そしてリエカに到着!14日間で1,200㎞を走行!





そしてここリエカで、一緒に旅をしてきたシゲちゃんとお別れです。



トルコで出会い、電撃参戦を表明してから、なんだかあっという間に時間が過ぎました。



この4人での自転車旅は最高でした!



傷を作って、日に焼けて、たくさん食って、飲んで、笑って、叫んで



忘れられない思い出になったね!






ということで、7月21日をもって、シゲちゃん卒業!!






































同日、フランスで開催中の自転車レース「ツールドフランス」はいよいよ佳境を迎え、



第19ステージの個人タイムトライアル終了後、イギリス人のブラドレー・ウィギンスがマイヨジョーヌをほぼ確定させました。


おめでとうございます!!!!




後は翌日の最終ステージ、パリへの凱旋レースを無事走りきれば、今年のツールドフランスは終了です!











ハイ!僕らはここリエカで休足日を設けましょう!








どうしてもパリの最終ステージを観たい!ということで、翌朝、僕は飛行機でパリに飛びます!






















2012年7月11日水曜日

ブルガリア②

エバンスがんばれ




カベンディッシュがんばれ
(レンショ―なしで)



新城選手がんばれ



出れない選手にも




引退した選手にも、みんなにドラマがあります。
ドーピング問題に負けるな!












旅に出る前、テレビでアルペンスキーをみんなでワイワイ観る様に


ロードレースをみんなでワイワイ観ていました。


前者、後者ともに共通して言えるのは、見どころ満載のスポーツだということです。


速ければ勝ち、というシンプルなものです(若干の紳士ルールあり)


あと、本場の舞台がヨーロッパだということです。











世界最大の自転車ロードレース、ツールドフランスが現在開催されております。


200名ほどの選手が、約20日間で3,500㎞の道のりを、時速50㎞で走ったり、アルプスの峠を越えたりします。しかもみんな紳士です。


ゴールはいつも、パリ・シャンゼリゼ通りです。















彼らが今、フランスを走っていると思うと、ブルガリアにいる僕は、なんだかうれしくなります。










僕の自転車旅は、現在4日目。450㎞を走破しました。



ブルガリアをスタートし




隣国セルビアに入国



半端じゃない食欲で、最高の走行ができます。










すでにかなりのドラマがありました。


シゲちゃんの落車にパンク(無事)。


セルビアのバーガー屋の姉ちゃんが可愛すぎて、しかも良い声で「ヤァー↑ ヤァー↑」って言うので


つられて萌えたユーマが「ヤァー↑ ヤァー↑」と言っていると、ものすごいトッピングをされたり。


レストランで、インドばりにボったくられそうになったり


筋骨隆々の若者が深夜テントに1時間ほど居座り、襲われると思いきや「5ユーロ(500円)出せ!!!」って言ってきたり。














一面のひまわり畑、果てしない直線、クネクネ上る峠、全てを満喫して進んでいます。





そしてセルビアの首都、ベオグラードまでやって来ました。


ここで一日の休足日を置き、クロアチアに向けて走り出します。







2012年7月7日土曜日

ブルガリア①

イスタンブールから深夜バスに乗り、ソフィアという街へやって来ました。ブルガリア入国です。







ソフィアの夜明け








小さいけど素敵な街並みです。



石畳が入り組んでおり、道に迷いやすい街ですが、とてもきれいなところです。



トルコからうすうす感づいてはいましたが、お姉さんたちが超絶にキレイです。



しかも親切です。



おばちゃんもウインクをしっかりと使いこなし、思わず笑顔になります。




ブルガリア料理はピンときませんが、ウエイトレスさんが可愛いので、良いです。




















中東を飛ばし、トルコを足早に去り、ブルガリアに来たのには理由がありました。




ヨーロッパを駆け抜ける自転車を買うことと




一緒に自転車旅をする仲間と集合するためです。













「6月30日に、ソフィアで集合しよう」といってお互い別々に旅をしていたシュウと、久しぶりに再会しました。



シュウ・ニシハラ(20歳)
静岡県代表
10代で自転車日本縦断をした強者
彼女募集中



フィリピンの英語学校で出会いました。僕がヨーロッパを単独横断する計画を話すと、ノッてくれたサイクリストです。
 


















次に合流したのは、先日イスタンブールの宿で知り合ったシゲです。





シゲ・ニシザワ(29歳)
目黒代表
超絶歯医者さん
彼女を大切にしている




数日前に自転車の話をしたら、翌日にノッてくれました。決断の早い男です。
会話の端々に頭の良さが垣間見え、シュウと僕はただ聞くばかり、という状態が多々あります。


 











最後に合流したのは、ネパールで知り合ったユーマです。



ユーマ・ハマヨシ(28歳)
香川代表
ヨットを愛する(自称日本代表)
彼女募集中の男
松崎しげるタイプ(黒さ的に)



ネパールトレッキングの後、ポカラで出会い、ノッてくれました。
しかも直前まで、インドでインド人の結婚式に出席していたとんでもない男です。

 





先に集合したシュウと2人でイー自転車を探したところ、ブルガリア国産メーカー「DRAG」が安くて良いものが買える、ということになりました。





新品の自転車、旅用セット、調理器具などをすべて揃えて、衝撃の4万円台!


 
 
 
 



4人ですべて揃え、ルートの相談をして、パッキングをして




これから旅立つことにワクワクが止まりません。いよいよスタートだー!






準備完璧!行ってきます!





ツラい向かい風や峠や重い荷物があると思うけれど、この世界一周で一番楽しみにしていました!



先ずはソフィアから西へ向かい、隣国セルビアを目指します!