常夏の田舎
雪降る極寒のハイパーシティ
海パンで過ごしていたエクアドルから
飛行機で一気にやってきたアメリカ・ニューヨークは
雪降る極寒のハイパーシティ
バスで1時間 郊外の住宅街へ
右から順に
エルアド コウダイ オハド
エクアドルにいる時から、ニューヨークの宿情報を調べていたのですが
「年末年始の時期は、ドミトリー(相部屋)が50ドル(4,000円)」
驚きの価格ですが、どんなに頑張って調べても、安宿でこの価格設定。さすがハイパーシティ
ニューヨークには10泊以上する予定の私
残金からすると、こんなお金は払えたもんじゃありません
ちなみにエクアドルは一泊4ドル(320円)です
ということで、宿代を節約する必要があった僕は、「カウチサーフィン」というサイトを利用しました。
「カウチサーフィン」とは、身元がはっきり登録された人たちが、自分の家に旅人を泊めたり、旅人として相手の家に泊めてもらったりする出会い系サイトです
宿泊料は発生しません。お互い仲良しになろうというのが目的です
ということで、僕が今回ニューヨークでお世話になるのは、上記写真の2人、エルアドとオハドの御家。
二人はイスラエルからやってきた兄弟で、兄オハドはIT関連の仕事を、弟エルアドはシェフとして働いています
中心部マンハッタンからは、バスで1時間程。普通に旅をしていれば絶対に来ないような、ニューヨークの住宅地で、部屋を貸してもらいました
エルアドがご飯を作ってくれます
至高のメニュー
久しぶりに、熱いシャワーが出ます。豪華なベッドがあります。
ポテチ食いながらエルアドと日本のアニメを観ます。
この2人には、本当によくしてもらいました
さて、
僕がニューヨークに来た一番の理由は、活気あふれる人種の坩堝に身をうずめ、タイムズスクエアで年越しをするためですが、
同じくらい、この人のライブを観たくて、ニューヨークへやって来ました
パーティーするなら俺を呼べ
高校生の頃の僕が、当時もっとも光り輝いていたと思っていたのが彼、アンドリューWK
翼広げすぎのJ‐POPから翼折れすぎのビジュアル系、そんなスカした流行をふっとばす彼の一大ムーブメントは、僕にパーティー旋風を席巻
彼のパーティー音楽には人見知りや反抗期などストレスのベクトルをすべて彼のパーティーに向かわせる力があると本気で思い込んでいたほど、彼の音楽をリスペクトしていました
あの頃から10年が経ち
多くの人から言わせれば、そんな人知らないし、知っていたとしても、そんな一発屋がいたぐらいの認識でしょう
しかし彼は、まだまだ現役でした
ここニューヨークで彼の年越しライブ情報を見つけた時には、何か心に燃え上がるものがありました。すぐにチケットを予約し、ライブ当日を迎えました
マンハッタンから電車で1時間の郊外
小さなライブハウス
10年ぶりの再会
昔、ゼップ東京でライブ終わりにアンドリューWKの出待ちをして
Tシャツにサインを書いてもらった時に「アイムエキサイティング」しか言えませんでした
10年が経ち、僕は高校生から社会人になり、アンドリューWKは少し腹が出ていましたが
僕が思い切って旅に出たことと、彼がぶれずにパーティー一直線を歌い続けていたことで
ここニューヨークで彼と再会を果たすことが出来、また10年後、どこかで、彼のライブに行く楽しみが増えました
10年後、僕は何をしているのでしょうか。まだまだ分かりませんが、彼はぶれずにパーティー一直線を歌い続けているはずです
そして、タイムズスクエア
2012年が終わります