2012年11月28日水曜日

ペルー①

ラパスに帰って来た






日本料理屋「けんちゃん」だけが癒しの場所ではありません。


ここは、韓国料理屋「コリア・タウン」


現地の安い、肉と芋の料理、僕にとってはどこまでいっても変化球な味付けの料理


ウマいんですけど、それが数か月続くと、全身が食べ慣れた味を欲してくるわけです


だから欲している体にカツ丼とか食べると、んぉおおおおコレコレ!!ってなるわけですが


キムチ鍋とかも同様の効果が得られるわけですね。しかも小皿がおかわり自由スタイルなので、動けなくなるまで食べました


これが幸せです


しかし一緒に食べに行ったスーさん、イマイチの表情です。本場のアレじゃないんやね、わかるよその気持ち。、













そして、ペルーはクスコにやって来ました







僕、姉さん、スーさんと3人で快適なバス移動。陸路で国境を越え、ペルー・クスコへやって来ました。ここでスーさんとはお別れ、次はソウルで再会です。





僕と姉さんは女子旅を模したグルメ気取りでレストランへ。僕はトラウトのグリル、姉さんはアルパカのステーキ。高いだけあって、ウマかったです。写真を撮り合ったりしたわけですが、お互い本当に一番おいしかったのは、実はキンタロウという日本食屋さんのカレーうどんでした。










綺麗な街並み クスコ









夜景もなかなか綺麗











しかしここは南米。中央広場を外れ、人気のない通りに入ると、首絞め強盗などに会うと言われています。なかなか危ないですね。僕らは広場近くのホテルに泊まったんですが、それでも深夜、ビンの叩き割れる音にビックリした僕らは窓から外を覗き込むと、若者が殴り合いをしていました。
深夜は出歩かない方が良い町ですね。






そして翌日









世界遺産 マチュピチュへやって来た










クスコの街からバスと電車を乗り継ぎ、やってきたマチュピチュ


昔、NHKか何かでやっていたハイビジョンの世界遺産番組、そのままの素晴らしさと驚きでした。


遺跡に感動するなんて滅多にありませんが、感動してしまいました。


インカ帝国を滅ぼしたスペイン軍が、見つけられず壊し損ねたマチュピチュ。だから壊されずに残っているそうです。









リャマもここで草食ってます







マチュピチュ日帰りでは移動費、入場料など合計200㌦(16,000円ぐらい)掛かりました。

必要経費ではありますが、こんなに大金を叩いて観光する場所は、この先もう無い、予定。
















クスコに戻ってきた僕らは、首都リマへ移動





バスで移動した場合、アンデス山脈を越え、20時間。





女子旅気取りの姉さんが耐えられるはずがありません。








ということで、10,000円以下のフライトを探し出し、1時間半で移動できました。費用と時間で考えても、ここは飛行機の方がお得感ありました。

















!!!!!!!








リマでチェックインしたホテルは、ホテルエスパーニャというところ。
不気味なところです。


受付には骸骨で、各フロアは美術館さながらの彫刻と西洋画


そして屋上では、野放しのクジャクが求愛し、オウムがエァ゙ーーーーッっと叫んでおります。


ちなみに僕の部屋は屋上の相部屋。一泊15ソル(450円ぐらい)です。










お取込みなう











僕はこのホテルにチェックインし、リマに数日間滞在しますが、


姉さんは帰国のフライトが12時間後に迫っております


ということで、姉さんのフライトまでの間、リマの街を半日で弾丸観光しました。








最後のご馳走は
セビッチェ(酸っぱ辛い魚介のマリネ)
アロスデマリスコス(魚介のパエリア的なもの)


















こうして10日間の弾丸観光を終え、姉さんは日本へ帰っていきました。お疲れ様ー!












姉さん曰く、南米は楽しかったそうです





そうなんです。僕も絶賛、そう感じています。





もし世界一周を東回りでスタートしたら、1年間南米にいてしまうと思います。それほどに広くて楽しい、魅力満載な大陸です。








自分の旅も、もう終盤






残りのルートは決まっています。終わりまでしっかりと楽しんで行きたいと思います。















2012年11月21日水曜日

ボリビア②

ラパスの夜景







富士山山頂と変わらない標高に、こんなに人が住んでるなんてびっくりですね。





夜行バスで、あっという間にウユニに到着。





早朝到着、驚愕の事実が








早速ツアー会社の客引きについて行き、ウユニ塩湖ツアーについていろいろ聞いていると


なんと明日はボリビア全土の休日だそうで、「誰も何も働いてはいけない日」らしく


レストランはもちろん、スーパー、バス会社やタクシーまで、全ておやすみとのこと。


「今日、日帰りツアーに行くしかないわねぇ」と言われました。


何それと思いながらも、到着早々、とりあえずウユニ塩湖ツアーに参加しました。









日本人 2名
韓国人 1名
イタリア人 2名
フランス人 1名
デンマーク人 1名





韓国人 スーさん
偶然の再会




彼とは、チリのサンティアゴ行き、40時間バス移動をともに過ごした間柄でした。

何も打ち合わせもせず、ばったり再会したので、お互いビックリ。

彼は「最近の韓国の若者は兵役に行きたくない意見が多く、軟弱化している」と語る24歳です

「ソウルに来たら、お前には1ウォンも使わせない。クラブは好きか?」と宣言する、頼もしい男です









半日がかりで、ツアーは進みます。








2時間ぐらい真っ直ぐ走っても
景色は変わらず 真っ白









相当なデカさですね。

青と白のパノラマ風景、実に360°。目印は車の轍だけ。僕なら方角を見失って逆走してしまいそうです。







楽しいメンバーで、楽しいひとときを過ごした




















翌日、客引きの姉ちゃんが行っていたとおり、何もかもの商売がストップしていました。


昨夜買い込んでおいた食料を食べます。もうあとはネットしかすることが無いと思ったら


電力供給までストップしていて、ネットが使えませんでした。なんじゃそれ


姉さんは日本社会のストレスを晴らすべく、一日中寝てました。


















そして退屈な一日が終わり、日付の変わる深夜0時。




ようやく1本のバスが動きました。




そのバスに乗って、僕、姉さんとスーさん3人で、ラパスに戻るのでした。














2012年11月19日月曜日

ボリビア①


くーるーりーでぇ~ん~ぱぁ~♪







南米の長時間バス移動で身に着けた技ですが、日本のラジオ番組を録音して聴くのがお気に入りです。
ただ音楽を聴くよりも、なんか良いですね。MCが喋ってますから

というのも、アルゼンチン、チリと日本人に会わなかったので、日本語で話したい、日本語を聞きたい病に発症していたようです。








僕のお気に入りのラジオ番組は「くるり電波」


NHK‐FM、毎月最終火曜、1時間、絶賛放送中でございます。MCは御存知シゲルキシダさん。







御存知









ラジオを聴いていて知りましたが、くるりは新曲を出していたんですね



いい歌ですね。





そんな風に時間を潰し、ボリビアへ









首都 ラパスに到着









ラパスには日本食屋「けんちゃん」という美味しいお店があります。お昼、ホテルにチェックインして早速食べに行きました。

めっちゃウマいです。ウマいのですが……頭が痛い。



ここラパスの標高は、3,600mなので、到着初日は高山病に苦しみました。





まぁでも、スゴい苦しい顔をしながらも、夜もけんちゃんに食べに行ったわけです。頭痛であれ何であれ、日本食の為なら何でもします。


宿で出会った日本人の旅人とご飯を食べに行ったのも、久しぶりで楽しかったです。
















ラパス名物 おばちゃんプロレス










翌日、ラパスの町中からさらに標高を上げて、郊外のプロレス会場にやって来ました


高山病は大分治まりましたが、少し歩くだけで息が切れます。


そんな中で、インディヘナのおばちゃんがプロレスを繰り広げていました。
4試合ぐらいありましたが、展開はどれも悪役と審判がグルでブーイングを受け、最終的にはヒーローが勝つというものでした。


シバくわ投げるわ叩くわ飛ぶわ、富士山の山頂ぐらいの標高で暴れまわるおばちゃん。


最後の試合、出てきた覆面悪役は、最初の試合で審判をしていた男。まさかの1人2役、あまりの茶番ぶりに笑ってしまいました。









翌朝、日本から友達がやってきました。



姉さん




大学の時からの付き合いで、ずっと姉さんと呼ばれています。仕事を辞めて、次の会社へ出勤するまでの10日間、南米にやって来ました。一緒にボリビアからペルーへと移動していきます。



彼女はフライトでラパスへ降り立ったので、僕よりも高山病に苦しんでいました。




しかし、時間がない僕らは、その日の夜行バスで世界最大の塩湖がある町「ウユニ」へ向けて移動します。

2012年11月13日火曜日

チリ④

どこまでも、こんな感じで







バスに揺られ、今後の旅のルートを組み立ててみました。良い案浮かびましたが、やはり最後の詰めにはネットで調べて、旅のルートを仕上げたいと思います。









変わらない景色が30時間。まだまだ首都サンティアゴへは着きません。


バスを乗り換え、あと13時間ほどで到着します。







計40時間以上のバス移動。





そういえば大学のころからハマっている「水曜どうでしょう」のサイコロシリーズで日本最強のキングオブ深夜バス「はかた号」という東京→博多間を運行するバスが登場しますが、こちらが確か14時間。僕ははかた号の、実に3倍の時間、バスに揺られているわけですね。








時間に追われず、ゆーーっくりと過ごしているからこそ、耐えられる、いや面白いと思えるこの40時間バス移動。まぁ金が無いから飛行機使えないんですけど




日本にいたころは、東京→清水間のバス「清水ライナー号」で過ごす3時間が退屈でした。新幹線で1時間やのになぁ、2時間損してるなぁと考えていたのは、やはり時間に追われていた暮らしをしていたということですね。まぁこの頃も金が無いから新幹線使えなかったんですけど







現在のゆるみきった僕の頭では、そんな日本での時間に追われる暮らしに戻った自分のイメージが掴めません。やはり数時間がもったいないと感じる、昔の感覚に戻るのでしょうか。それとも今のゆるみきった感覚が続くのでしょうか。どちらが幸せなのでしょうか。どちらもそれぞれの環境で幸せを求めている結果抱く感覚なのだから、どちらでもいいんですよね自分の好きな方を選べば。
で、自分の好きな方ってどっちなのでしょうか?





車内上映の映画では、スペイン語訳にされたジムキャリーが、余計ひょうきんにうるさく仕上がっていました。チリ人爆笑。その光景で笑えなくもないですが、やはり自分のこと、を考える時間が多かったです。サンティアゴに到着したら、旅の計画を煮詰め、帰国のフライトチケットを取ります。








この旅も残り2ヶ月ほどとなりました。一日一日をしっかり最後まで安全に楽しむかな!と思っている今日この頃。







で、サンティアゴに到着
宿のベッドでピンピンに伸びて寝た






パタゴニアで出会った ジュン、ジュディと再会





海鮮スープを食べに行った
うまい





コリアンフードの買い出しについて行った






コリアンレストランでキムチ鍋を食った
めっちゃうまい







小皿とご飯はお代わり自由なので、動けなくなるまで食べました。









なんとなく教会に入ってみたり






なんとなく市場に行ってみたり






街をぶらついたり







気合の入らない観光です。旅の計画を煮詰めるのに、なんだかそわそわしてしまいました。
















ちなみに、これまで考えていた元々の旅の計画は下記の通りです


・ボリビア(ウユニ塩湖があります)
 ↓
・ペルー(マチュピチュがあります)
 ↓
・メキシコ(きれいな海でダイビングができます)
 ↓
・キューバ(なんかかっこいいイメージがあります)
 ↓
・ジャマイカ(なんかかっこいいイメージがあります)
 ↓
・アメリカ(年越しはNY、そうしようと思っています)
 ↓
日本へ帰国といった感じ








この計画に、さらにアメリカはロッキー山脈・ビーバークリークでスキーをしていたら、もう35万円じゃ足りませんねそりゃ。


さらに言うと、メキシコ、キューバ、ジャマイカと移動している場合でもない。自分で笑っちゃいました。


















で、ここからは結構迷ったのですが、新たな旅の計画を練り上げました。

いろいろ考えることはありますが、簡潔にいうと要点は2つです。














その1
まず、金が無いということで、移動費を抑え、物価の安い国に長く滞在する必要があります。













その2
かといって、日々ダラダラするような生活は送りたくありません。
ビーバークリークでスキーをすることを諦めたからには、この情熱を何かほかのことにぶつけたいのです。
何となくの遺跡観光なんかじゃ、スキーをすることへ向かった気持ちは静まりません。
何かスキーの代わりに、アツく没頭できることをしたい!






















で、僕が考えた
両方の要点を踏まえたプランがこれ































エクアドルで、サーフィン生活します














エクアドルというのは、南米一物価が安いと言われた国。その田舎町「カノア」というところで、宿に泊まって、ちゃんとご飯食って、一日1,000円以下で生活できるという情報を入手しました。

さらにこの町には、サーフィンをするために住み着いた日本人の方がいるそうです。一日300円ほどと、格安でサーフボードのレンタルもされているそうです。












僕はサーフィンをしたことがありません。大学の授業でウインドサーフィンをやっていたくせに、サーフィンはしたことがありません。

サーフィンて何となくかっこいいですよね

映画、映像、雑誌などで多く目にして、何となくかっこいいしやってみたいなぁと思いながらも、チャレンジしてこなかった事のひとつです。

















スキーに向かったベクトルを、全てサーフィンに挑戦することに向けようと決めました。

上手くなるか、何を感じるかは分かりませんが、

上手くなって、ヤーバイブス(ヤバいバイブス)を手に入れるつもりでやります。挑戦です。



















こんな流れで、新たなプランが出来ました。


・ボリビア
 ↓
・ぺルー
 ↓
・エクアドル(年末までサーフィン生活します)
 ↓
・アメリカ(年越しは、やっぱりNYで)
 ↓
・韓国(フライトが安かったので、立ち寄って遊びます)
 ↓
で、日本帰国








これなら、お金の問題も無くなり、楽しい旅も続けられる!












そして、早いほうが安いセオリーなので、フライトチケットも取っちゃいました!










「日本帰国」が、一気に現実味を帯びました。














もう迷わず、残り2ヶ月の旅を楽しみます!













そして、細長いチリを細長く移動してきた生活もようやく終わり





いよいよ次なる国、ボリビアに向けて移動開始です。